掃除という名のゴースト

処理能力を上回る物の情報量

混沌とした空気

視認出来る粉々の浮遊物

足元で蠢く灰色のまっ〇ろくろすけ。

 

 

眼前に写る光景はまさにヴァルハラ!!!

 

今週は合宿する予定ではなかった。

しかし…うるさすぎる物たち(ヴァルハラの亡霊)に負けた。。

 

合宿に行ったとしてもいつかは帰ってこなければならない…

ということで帰ってきた時のことを考えて出発前に少し掃除をすることにした。

一時避難は出来ても決定的に逃れることなんて出来ないのだから。。

 

捨てたゴミは袋4つ。

そしてダンボール4箱。

 

あれ???結構片付けたはずなのに全然癒されない…

まだまだ空気が澱んでいる。

ひしめき合う物の亡霊の気配を感じる。。

これは一体どういうこと??

ちっともヴァルハラ指数が下がっていないじゃないか

絶望的な思いに駆られる…

 

うわあああああああああああああ

 

ぶしゅっ

 

足元にある物につまづいて身体のバランスを崩したその刹那

透明感のある赤い液体が指先から噴き出した。

 

予想外過ぎる展開に最初は何が起こったのかがわからなかった。

流れ続ける液体と外傷、そして物に付着したけっ痕。

 

壊れたホワイトボードの端の部分で指を切ったようだった。

 

冷水で赤い液体を流す。

面倒くさいー

不思議なことだけど大人になってからは少々の切り傷には痛みを感じなくなっていた。後々の処理を考えるとただただ面倒くさい。。

子供の頃に彫刻刀で指を切った時は怖くて痛くて大泣きしたのに。

大人になるってなんだか嫌だよね…

 

けつのために

…… 天井をみつめながら小一時間を過ごした。

 

 

クシャミと頭痛の知らせがやって来たのでハウスダストアレルギーの薬を鞄に詰め込みそろそろここから避難することにした。

 

癒しの逃避行(合宿)の始まり始まり~☆彡

 

 

今夜も帰りたくない